【映画】『ぼくたちの家族』感想レビュー、なんとまぁ〜弟の深さ、立ち位置を知れた映画だったな

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父、兄、弟、それぞれの立ち位置がかなりリアルに描写されていて、感情移入してしまう映画。かなりオススメです(82点/100点)

それでは、いきますよー!

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ぼくたちの家族

あらすじ

重度の物忘れにより病院で検査を受けた玲子(原田美枝子)は、末期の脳腫瘍で余命1週間と宣告される。そして認知症のような状態になった玲子は、それまで話すことのなかった家族への本音をぶちまけ、長男・浩介(妻夫木聡)、次男・俊平(池松壮亮)、夫・克明(長塚京三)はうろたえてしまう。やがて経済破綻や家庭内不信など、ごく普通の家族に隠されていた問題が明るみに出てきて……。 (2014年)監督 石井裕也

予告

感想レビュー

この映画は家族のキャラ構成が面白い。

父:長塚京三
内弁慶。見栄っ張りな癖に全く収入がない。

兄:妻夫木聡
内気、神経質。長男という自覚から家族の事を考えている

弟:池松壮亮
能天気、自由奔放。言いたい事を言う、やりたい事をやる

そんな男同士、うまくコミュニケーションが取れない。唯一、HUB的な役割を担ってきた母親:玲子(原田美枝子)が突如、余命1週間で宣告されたから、もう大変・・。

これからのことを男三人で話し合うんですけど、これが全く噛み合わない!父親が経済的に支えられな場合はこうなる?という典型的な例なのかな??

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そんな、うだつのあがらない父を横目に兄弟二人が奮闘します。はじめはウダウダしているんですが、ある決意をした日から一皮むけるんですよ。その成長ぶりがすごくいい!!

でね、この映画、観る人がどの立ち位置で見るかっていうのがキモで、例えば僕は長男なので、やはり長男目線で感情移入しちゃうんです。そうなると「ああ..いつも責任はこっちに来るんだよなぁ・・」とか「弟って家族がこんな時でもいつも自分勝手なんだよなぁ〜」って。

でもね、この映画から今まで考えたことがなかった弟の凄さ、役割の深さを感じることが出来るんですよ。例えば、すべてのことを受け入れ決意した朝、長男(妻夫木聡)は昔よく登っていた小高い丘に向って急に走り出すんです。その兄を見てた弟(池松壮亮)もワケも分からないままにも、それに走ってついていく。

実はこの場面がこの映画の一番言いたいことを表現しているんじゃないかな?て思うんです。

兄が決意したなら「俺はついて行くぞ!」って。

二人はそこから奮闘するんですが、面白いのが全体をまとめる兄、奇跡と遭遇する弟。そう、こういう時にミラクルを起こせるのはなぜか兄ではなく弟ww

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何件か母の入院先を探すんですが重い病のため、受け入れ先がない。一軒一軒、病院をまわるのですが兄は全くダメ、でも弟はいろんな人に巡り合い、ミラクルを起こすんです。いや、これ現実でもそんな感じですよね。のほほ〜んと生きている弟の方が運がいいってやつww

弟は弟で兄の立ち位置を把握しながら、自身の立ち位置にいるってことを。不器用な兄にはできない立ち回りを弟は担ってくれているのかもしれませんね(^^

見終わった後、なんだか自分のことを見透かされているような恥ずかしいような・・そんな気持ちになる映画でしたww

題名の「ぼくたちの家族」の「ぼくたちの..」は「ぼくたちの=誇れる」という表現、意味で自分たち次第でいつでも「誇れる家族」になれる..って意味なんじゃないかな?って思ったり(^^)

キャスト評価

認知症を持った母親役を演じる原田美枝子さんの演技のうまいこと。とってもナチュラル、さすがですね。そして何と言っても、初めて見たかもしれない、弟役の池松壮亮さん、めちゃいい役者さんですやん!!すっとぼけな感じといいホントうまかったなぁ。原田さんがアクセント、池松さんがこの映画のリズムを生んでいましたな。

長塚京三さんはリズムのある口調でさすがベテラン、演技が安定してますね。だんだん弱気になっていく描写がうまかった。欲を言えばもう少しナチュラルさがあれば、尚良かったかなぁ〜。妻夫木聡さんは・・辛口ですが、主役を張る俳優さんなので、もう一皮剥けて欲しいなと愛を込めて思います(^^)

この映画と飲みたいビール

個性的な味の「ポーター」を常温でチビチビ飲みながら見たい映画っす(^^)

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